新型コロナウイルス唾液PCR検査

就業や海外渡航などで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陰性証明をするために、PCR検査を受けたくても受けられないという方も多いと思います。
検査は臨床的に感染が疑わしい場合のみ、保険診療で実施できると決まっているので、こういった方々は検査の適用外となっていました。

加えて従来のPCR検査では、鼻腔・咽頭を拭った検体を採取しなくてはいけないので(インフルエンザの検査を思い浮かべてください)、検査に痛みを伴ったり、採取時にウイルスの飛沫拡散リスクが発生するといったデメリットがありました。

そこで注目したいのが、唾液を用いたPCR検査です。実は2020年6月2日に、厚生労働省が認可しています。唾液の検体を用いることで、検査時の痛みやウイルスの飛沫拡散リスクを払拭することが可能となりました。

唾液によるPCR検査

対象 無症状者(陽性者の療養期間完了後の検査は対象)
検査日時 診療時間内(平日は11:00〜18:00)
持ち物 身分証明書(パスポート情報の診断書への転記が必要な方は、原本あるいはコピー)
所要時間 5〜15分程度(問診票記入時間は含まず)
検査費用 15,000円~(税別)※初診・再診代を含む
診断書費用 5,000円(税別)(PCR検査結果証明書を、日本語か英語で作成します)
所用日数 検査後1〜2日(最短で検査翌日の17:00以降、翌々日には診断書の発行が可能ですが、陽性が疑われて再測定が必要になった場合は、最大3〜5日要する可能性があります。あらかじめご了承ください。)
結果報告 来院での説明もしくは郵送(1,000円(税別)
医療機関

注意点

感染が疑われる方を対象としたPCR検査(保険診療)には対応しておりません。

  • 検査の精度に影響しますので、ご来院1時間以内の飲食や歯磨きはお控えください。
  • 渡航目的の場合、入国予定日を把握の上、計画的に予約をお取りください。
  • 事前に診断書に記載が必要な項目をご確認お願いいたします。
  • PCR検査が陰性であっても、新型コロナウイルス感染症を完全に否定することはできません(偽陰性の可能性があるためです)。よって、「新型コロナウイルス感染症ではないと診断する」といった記載を行うことはできませんのであらかじめご了承ください。診断書(新型コロナウイルス検査陰性証明書)にはPCR検査の結果を記載いたします。
  • ウイルスの飛散リスクを考慮し、従来方式での検査には対応しておりません。
  • 提携検査機関のご協力により、社会的事情により必要な方を対象に自費検査を実施していますが、指定医療機関における新型コロナの感染が疑われる患者様の検体検査を優先いただいております。状況により検査可能人数に制限が生じる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

入国時にPCR検査陰性証明書が必要な国

インドネシア、エクアドル、コソボ、タイ、チェコ、チュニジア、ネパール、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マレーシアなどの国々で、入国に際してPCR検査陰性証明書を求められる可能性があります(2020年6月10日時点)。
外務省からの最新のお知らせ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html)を確認し、渡航予定先の大使館などへお問い合わせください。状況は随時変動していますので、ご自身でご確認いただけるようお願いいたします。
診断書にパスポート番号などの記載が必要な場合は、パスポート(あるいはコピー)を忘れずにご持参ください。

PCR検査精度について

PCR検査の実施にあたっては精度が重要です。検体の適切な取り扱いと連携検査機関の協力により、信頼性の担保された検査体制を実現しておりますのでご安心ください。

  1. 薬事承認済みのPCR試薬、検査機関で実施
  2. 国立感染症研究所による検体搬送・輸送マニュアルを遵守した検体の安全な取り扱い・輸送体制
  3. 当日中の検査機関への搬送によって検体の劣化を防止

よくあるご質問

Q. どんな人でもPCR検査をしてもらえるのですか?
A. 無症状の方を対象に、提携検査機関の余力の範囲でご案内しております。就業、海外渡航、介護、教育現場などの事情によりPCR検査をご希望される方はご利用ください。
指定医療機関における新型コロナウイルスへの感染が疑われる患者様の検体検査を優先いただいていますので、状況により検査可能人数に制限が生じる場合があります。
Q. 熱や咳があるのですが、PCR検査をしてもらえるのですか?
A. 新型コロナウイルスの感染が疑われる方を対象としたPCR検査(保険診療)は実施しておりません。
Q. PCR検査をしているので、行ったら新型コロナに感染しないか心配なのですが?
A. 無症状者で検査が必要な方を対象に、ウイルス飛散リスクの少ない唾液検体を用いた検査を実施しており、安全性を担保できています。院内感染対策についても行っております。
Q. 従来のPCR検査(鼻腔・咽頭拭い液)と唾液PCR検査はどのように違うのですか?
A. 鼻腔・咽頭拭い液を採取するには、鼻の奥まで綿棒を挿入して検体を採取せねばならず、検査に痛みを伴うことや検体採取時のくしゃみなどでウイルス飛散のリスクがありました。しかし、唾液検体を使用することで、採取時の痛みがなくなり、ウイルス飛沫の拡散を抑えることが可能になっています。
Q. 唾液PCRは精度が劣るのですか?
A. 症状のある方については(特に発症9日以内)、鼻咽頭ぬぐい液と唾液では、精度はほぼ同等と考えられます( 「唾液を用いたPCR検査に係る厚生労働科学研究の結果」 )。 発症後10日目以降については、唾液中のウイルス量が減少する可能性が指摘されており、鼻咽頭ぬぐい液での検査が推奨されます。
Q. 抗原検査とはどう違うのですか?
A. 抗原とは病原体(細菌、ウイルスなど)に存在する特有のタンパク質のことです。抗原検査では、鼻の奥に綿棒を入れて粘液などを採取し、検体中のウイルスの存在を確認します。インフルエンザの迅速検査と同様に、数分~20分程度で結果が得られることや、安価であることからPCR検査に代わる検査として期待されていますが、精度が劣ることが知られています。現時点では抗原検査の取り扱いはございません。
PCR検査はウイルスのタンパク質でなく遺伝子(RNA)を調べる検査で、より診断精度が高いことが知られています。
Q. 抗体検査とはどう違うのですか?
A. PCR検査は、採取された検体中に新型コロナウイルスの遺伝子(RNA)が含まれているかを調べる検査で「現在の感染」を調べます。それに対して、抗体検査は感染後14日目以降の「過去の感染」を調べるのに適しています。

・PCR検査→「今」感染しているかを調べる検査
・抗体検査→「過去」感染しているかを調べる検査

とおおまかに捉えていただければ幸いです。

エムティーシージャパンでは提携医療機関によるPCR検査の予約受付を行っております。個人、法人いずれのお客様にも対応が可能です。

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